まるポテ日記 15 「身軽さが一番の幸せ!?」

僕には戻りたい時と場所がある。

就職して半年、嫁さんと同棲したのが世田谷区の千歳烏山。

会社の寮を引き払って、レンタカー1台で引っ越し。

甲州街道から一本路地に入った昔のアメリカのモーテルを

彷彿とさせる平屋建てのアパート。

1984年9月

テーブルがなく引っ越しの段ボールをひっくり返して使った。

モノはなく、あるのは喜びと希望だけだった。

見知らぬ街で過ごした数か月。

 

何も持っていなかったけど、まぶしい時間。

戻りたい。

何もない身軽な時代に

持ってしまった重たいものは手放していきたい。

娘たちと保護猫の命の重さだけは手放せないけど。

 

もうひとつの時と場所。

大学2年の夏。

ロサンゼルスに遊びに行った。

帰って来た。

イケてない2人。

富雄の駅にナンパに出かける。

1981年8月

 

心が身軽。何も背負っているものがなかった。

可能性と自由

 

もしかしたらこの地には戻りつつあるのかも。

一番重たかった「組織」というものを手放したから。

しがらみ、枠、足枷、意味のない作業。

 

どんどん自分が目指す過去輝いていた懐かしの地に

近づけていきたい。

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