仕事を志事に。
働くことで幸せが実感できるような社会の実現を願う、キャリアコンサルトの中野敦志です。
価値観について書きます。
まず前提として、
人の価値観はそれぞれ違います。
それは顔と同じように二人として同じ価値観の人は居ません。
では、価値観とは何でしょうか?
私は、それは「生きる糧」だと思っています。
その価値観が満たされる時、人はやる気になったり、幸せを感じたり、居心地の良さを感じたりします。
そしてその価値観は、様々な要素で構成されているのだと思っています。
私は、2016年の1月に前職で人事部へ異動し、社員のキャリア開発に携わることになった時に、社外のワークショップを受け、個人の「価値観」について初めて学び、考えました。
1つの方法として、色々な世の中の事象の中から自分がそれをどう捉えているのかということを整理してみました。
はっきりと覚えていないですが、、、例えばこんな感じです。
趣味=一人で楽しめるもの。自分のペースで楽しめること
人間関係=深く付き合う人は極力少ない方がいい。来るものは拒まず去る者は追わず
お金=貯めるものではない。なくなれば稼げばいい。死ぬときには1円もないこと
会社=いつまでも存在しているものではない。虚構、虚像。人が役割を演じる場所
人生=楽しくあるべき。長いようで短く、短いようで長い
一番苦手なもの=どうでもいい話を延々とされること。束縛されること
一番好きなもの=楽しい時間。価値観の合う人と一緒に居ること
などなど。
また、過去の自分がどう言う時に楽しくモチベーションが保てたかをライフタイムチャートで探ってみたり。
そうすると、自分の価値観は「自由」、「支援」、「楽観」などであることがわかりました。
その中から一番大切な価値観は何であるかを考えた時に、私は「自由」である事が一番であると気づいたのです。
私にとっての「自由」とは、好き勝手に自分中心に行動すること。
ではなく、
束縛されず、執着せず、拘らず、自分の意志で自分があること。
ということです。
同じ「自由」という価値観を持っている人でもその言葉の持っている意味は異なると思います。
私の「自由」の構成要素で一番大切なものは「執着しない」だと思います。
人に執着しない。モノに執着しない。地位に執着しない。お金に執着しない。
執着しない状況が満たされれば私は幸せですし、居心地がいいと感じます。
回りの人が私に対して執着しないことも大切です。
だから評価したり、されたり、管理したり、されたりがとても苦手なんです。
あとコントロールされることも苦手です。
それを基軸に自分の人生を考えた時に、
執着しない人生を歩いていることが大切なんだとわかりました。
肩書、地位、収入、所有物、自分自身、他人、出来事、物事、状況、関係性、時間、色々です。
だから自分には、個人情報主、フリーランスが最適な生き方なんだと思います。
経済力が無いことがこれからの課題ですが。。。
そして最初に言ったように、人それぞれ価値観が違い、2人として同じ価値観はありません。
だから会社のような組織で行動する場合は、相手の価値観を尊重することが大切であると思います。
価値観を尊重するということは「やり方が違う」ということになります。
いかにその「違うやり方」を許容し、自分の「やり方」を押し付けず、企業としての目的に向かって業務を遂行するかが大切になってくると思います。
ゴールは同じだが、歩く道が違う。
今までの組織は、ゴールも歩く道も同じ。
ということが多く、自分の価値観をほっぽり出して使われて来た。ことになるのかと思いました。