皆さん、幸せですか?
唐突になんやねん!って感じですが、
ポジティブ心理学の理論で、PERMA理論というのがあります。
人が幸せを感じるためのフレームワークみたいなものです。
今日はこのPERMA理論について簡単にお話しますので良かったら
お付き合いください。
PERMA理論というのは、幸せの要素である言葉のそれぞれの頭文字を
繋げたものです。
Pはポジティブな感情(Positive emotion、あるいはPleasant emotion)で、
Eはエンゲージメント(Engagement)、
Rは人間関係(Positive relationship)、
Mは意味や意義(Meaning)、
Aは達成(Accomplishment)です。
この5つの要素のクオリティを高めていくことで、幸せ(well-being)が
高まっていくというものです。
最近少し話題になった調査がありました。
それは何かというと、
ハーバード大学の、なんと!75年間にも及ぶ追跡調査です。
人の幸せと健康の要因は、
「私たちの幸福と健康を高めてくれるのはいい人間関係である」
ということがわかりました。
つまり家柄など生まれ育った環境でも、現在の環境でも、年収や資産の過多
でもなく、たったひとりの心から信頼できる人がいるかどうかで決まる。
そういう結果でした。
以前、「濡れ落ち葉」という言葉が流行りました。
定年を過ぎて、会社の付き合いしかなかった人が、身と暇をもてあまし、
奥さんの行くところ行くところについていくことを揶揄して言われた言葉です。
靴の裏に引っ付く「濡れ落ち葉」だそうです。
たったひとりの心から信頼できる人が奥様で、奥様も喜んで旦那様と一緒に
いることができれば、それは幸せなんでしょうけど、濡れ落ち葉はどうも
そうではないようです。
こう考えると本当に幸福感、well-beingと人間関係はきってもきれない関係
なのかなと思います。
皆さんは信頼できる人、何人いますか?
会社という看板が外れた時のために、いまから動きましょう。