一瞬にして日常が変わること

一瞬にして日常が変わること

2020年10月27日
キャリア

2020年もあと残すところ2か月半ですが、この1年の間に2つの世紀があったようなそんな気さえします。

4月までの前世紀と、4月以降の新世紀。

外出自粛制限によって大きく日常が変わりましたよね。

しかし個人的には、以前にもこんな感覚になった時がありました。

それはわたしが34歳だった年です。

変わることのない日常が一変した日でした。

具体的な日にちは覚えていません。

日中は穏やかで朝晩が冷える季節だったので9月末頃だったと記憶しています。

いつものように満員の通勤電車に乗っていました。

間もなく目的の駅に到着するという数分前でした。

走行中の電車の中で突然息が出来なくなったのです。

いきなりです。なんの前触れもなく。

それは後からわかったのですが、過換気症候群の症状でした。

当時はそんな病名を知らず、何が起こったのか自分でも理解できませんでした。

苦しくて歩くことも出来ず、JR環状線の鶴橋駅から何度も途中下車しながら会社のある桜ノ宮駅まで行きました。

駅まで車で迎えに来てくれた同僚に病院まで連れていってもらい、そこで色んな検査をしてもらいました。

しかしまったく悪いところはありません。

不思議なことにその日以降、いろんなところでその時の症状が出るようになったのです。

実際に過換気症候群の症状ではなく、そうなる前兆のような、心臓がバクバクして息が出来なくなって目の前が真っ暗になるんじゃないか?というような症状です。

そして徐々に電車や乗り物に乗れなくなり、セレモニー会場や地下の居酒屋などにも居れなくなりました。

ひどい時は、寝室で寝ようと思って上向いて目をつぶった時にもなりました。

会社には車で通勤し、梅田で飲み会の時は梅田の近くの駐車場に車を止めて会社まで歩きました。

会社の創立記念日は大講堂に300人近く集まるので参加できず毎年さぼっていました。

とにかく不自由だし、自己嫌悪に陥るし、面倒くさいし、人には理解してもらえないし、・・・でした。

 

なぜこんな病気になってしまったのか?

恐らくそれはその病気になる1年前に起こったことに起因しているのではないかと思います。

1年前の1995年と言えば。

阪神大震災と地下鉄サリン事件が発生した年です。

自然の驚異と狂った人間が引き起こすテロという驚異。

自然も人も信じられない。

そんな感情がずっとわたしを覆っていました。

そんな心的ストレスがたまったタイミングで引き起こされたことではないかと思っています。

はっきりとした原因がわからないですが、あの2つの事件はわたしの心に大きな傷を負わせてくれました。

恐らくわたしはHSP(ハイセンシティブパーソン)を少し持ち合わせているのではないかと思います。

 

とまぁ、いまでこそ色々とわかりますが、当時は全く理解できず、理解もされず本当にそれが一番情けなかったです。

このように自分のアイデンティティや外部の環境などは一瞬に変わるものなのだ。

ということを経験したのは大きかったと思います。

 

こんな経験の中でもいいことはあるもので。

一番良かったのは、時間に余裕を持って行動するということが身についたことですかね。

基本車で移動していましたので、1時間前着をターゲットに行動する癖がつきました。