自己概念の成長とやらは?

自己概念の成長とやらは?

キャリア

前回のブログで、自己概念とは何かって話をしました。

私はキャリアコンサルタントになる以前は、常にこういう考えがありました。

 

自分の能力はこんなものだから今の自分がある。

だけど環境に恵まれれば、もっとできるはずだ。

しかし社会や他人のせいでこれ以上の能力は発揮させてもらえない。

 

私は決してネガティブな性格ではないし、どちらかというと楽観的。

もっと言うと能天気。

しかし、地位や役職、そして経済的な成功というものだけが能力評価だと

思ってきました。

 

いい車に乗りたい、いい家に住みたい、いいものに囲まれたい。

優雅な暮らしをしたい。

他者から評価される仕事ぶりが役職や地位、経済的な成功につながる。

認められたいという気持ちです。

 

そんな欲望を持つことが私たちが歩いてきた時代の価値観でした。

 

しかし、私は気づいたのです。

自分自身、無価値だと思っていた、

「人を和ませる力」や

「場の雰囲気を柔らかくする力」

そんな力がある人の役に立っていると知った時に、

初めて目に見えないものの価値に気づくことが出来ました。

 

そのことに気づかせてくださったのは他の方の言葉からでした。

いままで、無価値と思っていたことに対して、

すごい!と賞賛してくださったのです。

そんなものは、何の役にも立たない力だし、逆に自分が適当である

とかチャラいと言われる元凶である。

とずっと自己概念に染み付いていたマイナス要素でした。

 

しかし、その時は心から救われた気になりました。

自分がマネージメントを降格になって、自分の会社人生で一番底に

居た状態だったからなのかもしれません。

溺れる者は藁をもつかむ。そんな心理的状況だったのかと。

 

そして私は意識下でにその価値に気づき、

その後、気づかぬままその力を発揮していました。

 

その言葉をくださったのは48歳頃で、

その力を気づかぬままに発揮していたのは、

49歳から50歳でした。

 

それを正しく自分の自己概念だと認識したのは、それから遅れること

5年後の55歳でした。

 

キャリアコンサルタントの養成講座で自身の人生を振り返る機会が

ありました。

その中で自身の経験を丹念に解釈していったときに、

点が線になった感覚がこれでした。

いま自分が楽しく生きていける原動力はこれだ、と。

 

その時、自己概念が成長した、拡大した、そういう感覚を味わいました。

 

恐らく皆さんも、ご自分の中にあるこの自己概念の成長の種を

見逃している、あるいは正しく認識できていないことがあると思います。

 

外的な環境要因、あるいは外的な価値観の押し付けに影響を受けていて

見えなくなっているのです。

長年背負ってきた重たい鎧を脱いで自身と向き合ってください。

必ずそこにひん曲がってしまったままの自己概念が存在しているはずです。

あるいは埋もれてしまっていた自己の概念。

自己概念に気づき、自分の内なる価値観に基づいて発揮していくと必ず

自己概念は成長し、そこに自信が生まれ、そして自分の強みとして

磨かれていきます。