仕事を志事に。
働くことで幸せが実感できる社会の実現を願う、キャリアコンサルタントの中野敦志です。
昨日NewsPicksで「キャリアショックを生き抜く術とは?」という特集を聞いていました。
これからの時代は変革の時代で、どんなキャリアショックが待ち受けているかわからない。
急に仕事を奪われるとか、地位をはく奪されるとか、そういうことがいつ起こってもおかしくない。
それをキャリアショックと表現されています。
すぐにそういう時代が来るとは思えないですが、10年先となるとまったく想像がつかない。
また徐々にではあるがそういう環境が迫っていることは間違いない。
私も現に、昨年希望退職という名のキャリアショックを経験しています。
その中で、どうやってそのキャリアショックを越えていけるか。
私はそれは、キャリアショックと捉えないことだと思います。
そうなるという覚悟と、それに対する備え。
私自身も、60歳まで前職で雇われながら、パラレルキャリアでキャリアコンサルタントとして何が出来るかを少しづつチャレンジしていく時期と捉えていました。
60歳からはフリーランスとして死ぬまで働ける体力をつけるつもりでいました。
ところが、急な希望退職募集。
締め切り期間はたったの2週間。
10日目までは、どうするか本当に迷っていた。
本当に覚悟決めて辞めようと思ったのは、12日目で、退職願いは翌日の13日目に提出しました。
いままでサラリーマン一筋でやってきて自分でお金を稼ぐなんてことは出来るとは思っていなかった。
そして、他の企業で再就職するくらいなら、このまま残るという選択しか考えられません。
だけど、私が希望退職できたのは主に3つ要因あります。
①希望退職上乗せ金が出る
②1年間のパラレルキャリア経験があった。そして前職の企業は副業が出来なかった
③嫁さんの理解(説得?)
①と③がなければ恐らく希望退職は出来なかった。
前職の企業と嫁さんに感謝です。
そして②の要因に関しては、フリーランスとしてやっていくための覚悟。
再就職であれば①と③で十分かも知れません。
しかし、56歳で再就職しても、4年後にはまた定年退職というキャリアショックが待ち受けている。
短期間しか働いていない会社で再雇用なんて厚かましくて出来ないという思いもありました。
NewsPicksでも話し合われていましたが、どうすればキャリアショックを乗り越えることが出来るのか。
まずは覚悟だと思います。
いつキャリアショックに見舞われるかわからないという覚悟です。
そしてそのための準備。
まずは自分を知ること。
何をしたいのか。
そのために何が出来るのか。
ポータブルスキルと言われるものを棚卸して、自身の強みを知る。
自分の強みを知るには「多くの鏡をもっていることが大切」とNewsPicksで語られています。
自分を知ることと、人が自分をどう思っているのかを知ること。
長い付き合いのある方とは逆に自分を知り尽くしているため、なかなか強みは浮き彫りにはなりません。
初めて会う方を増やすことが多くの鏡を持つことだと思います。
そのために越境学習や越境活動などを増やしていくことが肝心です。
今回7月6日のキャリアコンサルタントグループwellbeingのセミナーは越境、そしてプロボノというテーマで話をさせていただきます。
キャリアショックを乗り越える人間になるためにご参考になさってください。
皆様のご参加をお待ちしています。