仕事を志事に。
働くことで幸せを実感できる社会の実現を願う、キャリアコンサルタントの中野です。
幸之助語録シリーズの第2弾は「素直な心」です。
私自身、採用面接の際に一番大切にしていた基軸はこの「素直さ」でした。
しかし外観ではなかなか判断出来ないこの特性は難しく、表情や動作、発言から推察するしかありませんでした。
では、翻って私自身、素直であるか?と言うと、どうかわかりませんが常にそうありたいと思っています。
松下幸之助さんは、この「素直な心」をこう解釈されて発信されています。
何事にもとらわれることなく、物事の真実を見る心。
「誰しも、自分は物事を客観的に見ていると思いがちである。しかし私たちは世界をあるがままに見ているのではなく、私たちのあるがままの世界を見ているのだ。」とスティーブン・コーヴィーも「7つの習慣」の中で書いています。
人は自分自身の経験のレンズを通して物事を見ている。
この事を認識しない限り、素直な心には到達出来ないのでないでしょうか?
結局のところ、素直な心を目指すためには、多様性への認知と他者受容になるのかと思います。
「あれ」もあれば、「これ」もある。
そして、私の「それ」も、あるのだ。