仕事を志事に。
働くことで幸せが実感できる社会の実現を願うキャリアコンサルタントの中野敦志です。
人生において初めて老化を感じたのは45歳の頃です。
突然新聞の字が霞んで見えました。
老眼、、、
さすがにショックでした。
人生において初めて「老」の形容詞が自分に付いた瞬間です。
この時から「老化」について意識するようになり、あらゆる身体機能の衰えに敏感になるようになりました。
ほどなく、健康診断で初めて「要再検査」が出ました。
胃の要検査でした。
それまで鉄の胃じゃないか?と思うほど胃の不具合を感じた事が無かったのでこれも本当にショックでした。
あらゆる老化の転機に怯える日々が続きました。
そして現在57歳。
すっかり「老」の文字が板について来ました。
身体だけでなく、心の面、頭の面でもどんどん衰えていきます。
まず、人の名前が全然覚えられなくなってしまいました。
物忘れはひどく、家を出てから気づき、何回も往復することがあります。
モノに対する執着や欲しいものがなくなって来ました。
身体の老いは受け入れ、メンテナンスしていくべきところはちゃんとしていく。
身体の歪みを矯正しようと、整体に行ったりしました。
呼吸に意識をするようになり、姿勢にも気をつけています。
衰えていくからこそ、色々な意識が芽生えて、より良い方向へ向かいたいという欲望が出て来ます。
当たり前だった事が当たり前で無くなる時、そのことに感謝する気持ちが芽生えます。
老いていくプロセスを楽しむことで、身体にも心にも届く栄養を取り込んでいけるのかと思います。
老いていくことも人生の楽しみのひとつ。