「男子厨房に入らず」
こんな古い価値観の言葉を、いまの若い人が聞けば
どう思うのでしょうか。
でも、自分自身の囚われの一つの考え方にずっとありました。
というよりも、それ前提の人生を歩んできたので、
料理はからっきしダメだ、できないと思って生きてきたのです。
実は、7月1日から「断甘」を決めたのと同時に、
「味噌汁作り」を始めました。
それには、発酵食品の良さというものがある。
発酵食品は人間の身体の免疫機能を向上させます。
風邪に負けない、ウイルスを退ける力が免疫力です。
日本人の身体には日本の発酵食品。
免疫機能を向上させる食品です。
日本人の身体には日本の発酵食品。
牛乳は元来日本の食べ物ではなかった。
だから牛乳を発酵させてつくるチーズよりも、味噌の方が
日本人の体質には合っているのは当然なわけです。
食が西洋化になったのは第二次世界大戦後のアメリカ軍の影響が
大きく、たった70年ほどの歴史しかない。
アレルギーが増えたのはこれ以降です。
味噌は鎌倉時代から庶民も食べれるようになった食材。
800年近くの歴史があります。
長年日本人の身体を整えてくれた発酵食品。
「蘇」と言われる日本製チーズも存在はしましたが、貴族しか
食べれませんでした。
長年日本人の身体を整えてくれた発酵食品は味噌。
この恩恵に預からなければなにをもって健康になるねん!って
思ったわけです。
歴史の深さは日々の積み重ねですから。
初チャレンジの日は7月10日。
良質な素材を売られている「Pantry&Lucky」というスーパーに
わざわざ買いに行った「だしパック」。
簡単。だしパックを使うと、鍋放り込むだけ。
沸騰したら火を止めて、味噌玉をおたまに入れてほぐしながら
溶かしていくだけ。
いまのところ具材は、豆腐か茄子のみ。
火に入れてもう一度煮て、青ネギを切って出来上がり!
朝起きて猫にご飯をあげて、猫の相手して家族が起きてくる
20分ほどの隙間時間を利用して、いいことができる。
人生で初めて自分で料理をしはじめてから約2か月が経とうとしています。
いまではだしパックではなく、昆布とカツオ節から出汁を取っています。
おまけにすべてが目分量。
こんなところでも、自分の常識を見つめ直し、小さくチャレンジすることで
朝のルーティンのひとつとして出来るようになりました。